都心最前線
新国立競技場に日本の木材を

「欧州は“鉄”の文化」、「中国は“土”の文化」に対し、「日本は“木”の文化」と言われる方もおられます。
日本には、京都を始め、観光地に数多くの古い木造建築物が残されているからだと思います。
中でも1,200年以上も前に造られた東大寺は、世界に誇れる高度な技術による木造建物と言われていますから、なる程と思います。

現在使われている国産木材は育成されたものが主で、日本の風土に適したものです。
その木を使った木造建築は、度重なる大災害から多くのことを学びながら、不燃化、耐震化等、安全施工への進化を続けています。
残念ながら、安全・快適への進化が話題になることは少なく、その内容を知る人もあまりおられません。

一方、日本は、鉄の生産では、中国についで世界第2位で、2/3は輸出しています。
しかし、原材料は1/4がリサイクルによるもので、ほとんど輸入です。
舶来工法による鉄を使った建物は、接着技術、機械・工具の進化に加え、炭素繊維等による軽量化が進んでいますから、1,000メートル級建物が登場するのは時間の問題だと思います。

[参考] 鋼鉄の比重=7.8 炭素繊維の比重=1.8 ヒノキの比重=0.4

私たちは、「木造建築“天まで届け”」と、集成材の一種CLT(Cross Laminated Timber)の進化による木造建物高層化の夢を見ています。

今、新国立競技場の建設が、大きな問題になっていますが、巨木があちこちにある日本なら、天まで届かないまでも、競技場くらいは、木で造れると考えます。
隣は“神宮の森”と“御苑”です。
大型木造ドームとなれば、今はまだ現実的ではないかも知れませんが、少しでも多くの国産木材を使い木のイメージのものが出来れば良いなと思います。
地方再生への波及効果を、長期国策として期待しています。

私たちは、東京23区内、主に都心部に木造新築アパートを提供していますが、“安全は絶対”で、快適・メンテナンスコスト・維持コストの効率はセットで考えます。
“夢”も周りの“環境”も、時代と共に変わるため、高利回り収益不動産を探しておられるオーナーと安くて快適を求められる入居者様最前線の声に耳を傾けながら、双方の満足を追求しています。
同時に、程よい“国産国消”も大切にして行きたいと思っています。


令和27年8月2日 銀河バンクより