"都心の地価は上昇中ですがバブルではありません"

現在の状況とバブル時との違い」を、都心事業用(住居系)不動産新築一棟一括物件を取得した場合の例で比較して見ます。

平成元年
  借入金の割合 取得価格×100~120%(追加担保無)
  借入金の利息 年利5~14%
  維持経費(年) 投資額×0.6~1.0%
  年 収 (果実) 投資額×2~3.5%(稼働率80~90%)
  建 物 の 質 昭和56年以降、表面的には安全基準が変わったが、検査体制が整っていな かったため、現場では、安全より外観重視傾向にあった。 過剰在庫でも建築ブームで、職人不足から、未熟者が多くみられた。
現 在
  借入金の割合 取得価格×0~80%(追加担保無)
  借入金の利息 年利1~3%
  維持経費(年) 投資額×0.6~0.8%
  年 収 (果実) 投資額×4~7%(稼働率90~95%)
  建 物 の 質 阪神淡路大震災と東日本大震災の教訓から、安全基準、検査体制共に大幅強化された。資材も年々安全基準が厳しくなっている。

 バブル時は、「手持ち資金に余裕が無くなれば売却する予定」だったのが、資産の値下がりで、借入金の返済が出来なくなり不良債権化した。
現在のリスクは、「金利の急上昇」と、「果実の激減」です。
長期金利」については、世界の流れから、上昇予測される方は少数派です。
果実」については、少子化進行中の中でも東京都心部の人口は増え続けている
大型プロジェクトによる新築マンションが多く建てられたている一方で、耐震基準強化、再開発等で解体はそれ以上進められている。
商業系、住居系共に空室率は低下中で、在庫過剰でないことが証明されている。
今後、低賃料のアパートの供給は不足するでしょうが、学生さんや若年サラリーマンの方々は都心を離れることはありません
私たちは、直下地震にも耐えられる木造建物を目指しています。

但馬・金昌寺の門
上の写真は、但馬にある金昌寺の門の写真です。近くの山の木材を使用して、400年以上前に建てられたものだそうですが、60年ほど前から野晒しにされたままです。それでも、木材はしっかり風雨に耐えています

下の写真は、但馬・丹波地方の木材を主に使用して、先月上棟した私たちの現場です。
前を通る方々が、足を止めて眺めたり、「木の、いい臭いがする」「懐かしい木の臭いがする」と言って下さいます。
林業は、防災・環境と一体であるため、受益者の特定は難しいと言われていますが、私たちは、日本の林業が、一日も早く自立した産業になっていく夢を見ています。
但馬・丹波地方の木材を使用

平成26年9月3日 銀河バンクより