銀河バンク


“気になる地価の動向と金融機関の対応”
平成21年3月2日

激しく変化する社会に、いかに早く対応していくかが問われる時代になってきました。
“巨大化によって勝ち残る”というトレンドのひとつも、社会問題化してきそうです。
中生代に栄えた恐竜が、絶滅したことに学ぶことがあるのかも知れません。
この激変する中、“将来の生活設計を、小回りのきくアパート経営”で、対応しようと考えられる方が増えているようで、私たちへのご相談件数が多くなりました。
ご相談の内容は、これからの地価の動向、金融機関の対応状況に関するものが一番多いようです。
将来に関する予測はできませんが、都心アパートの賃貸と売買(土地仕入含む)の最前線にいる私たちは今、次のようなことを実感しています。

  • 2007年5月頃から始まった時価下落傾向は、昨年末以降落ち着いてきていること。
    売り手は、価格が下がり過ぎと判断し、取引依頼を中止して、自分で活用方法を考えるようになったことが主な理由のようです。
  • 金融機関の融資基準は目まぐるしく変わること。
    一般的には、貸付けに関して依然慎重です。
  • 住宅着工数が、昨年後半以降更なる減少傾向にあること。
  • 都心アパートの潜在需要は、変わらず増加傾向にあるものの、ローン融資基準の問題で、取得できる人は限定的であること。
  • 賃料の安い都心アパートの稼働率は、依然堅実であること。

私たちは、不動産は資源であり、小型都心アパートの経営は、安定した長期継続的な 事業である。」と言い続けています。
お取り引きしていただいた方々が、正しい選択であったと確信していただけますよう、これからも努力を続けてまいります。


“衣食住”という言葉は古語か?
平成21年1月30日

世界金融バブル破綻の先は、「世界同時インフレか?」と囁かれる一方、将来に向けて、あらゆるものの価値再評価が始まってきたようです。

自然、風土等環境に対する価値
食や治安等安全に対する価値
人的資源や主権といった社会に対する価値
これらが、歴史を背景に、実物経済に結び付けて考えられるようになってきたのです。
例えば
火力発電に必要な化石燃料は、原子力、水力、風力、太陽光、バイオとの効率比較の他に、1リットルの油が飲用水1リットルと価値比較される。
宇宙開発技術は、長寿医療研究との価値比較対象となる。
又、労働分配率も、グローバル化進行とともにますます変化し、消費の形も変わってきました。
その方向は、“衣食住”を原点に、“競争から和”、“快楽から快適”にと、成熟社会に向かっているようです。

私たちは、“住”に携わる者として、幅広い分野の方々からご指導を頂きながら、「地球環境を守るのは“人”である。」ことを忘れることなく、“一喜一憂しない資源資産”形成事業を推し進めていいきたいと考えています。


“100年に一度の変化”
平成20年12月29日

"100年に一度の危機"と、毎日のように報道されています。

  • 物とマネーの価値観
  • 人とマネーの価値観
  • 自由と規制のバランス
  • 勝ち負けか和
  • 社会的義務・責任
    等々

一世紀半にわたり、日本は欧米から多く学んできましたが、世界は今「日本から学びたい」と考え始めてくれています。150年経って、新しい"変化"が始まったと考えれば、変化の中に明るさが見えてくるのではないでしょうか。
国内においては、前にこのコラムで述べたことがありますが、"日本は2億人が快適に生活できる恵まれた国"だと思っています。地域の特質が生かされる国造りを始めれば、日本のいたるところから将来の夢が生まれてくると思います。
私たちが携わっている首都圏の住宅は、早いテンポで形も構造も変わっています。しかし、所有しても借りても、住居費支出の割合は、可処分所得の40%となっていることには変わりはないようです。
私たちは、日本の明るい将来の為に、東京都心で学び働く若者たちの"住"を応援していきたいと考えています。